王樹とは、2011年7月に長崎県長崎市古賀町に開所した介護施設です。
現在、ショートステイ・小規模多機能・ケアホームの3施設があります。
まず「王樹」という聞き慣れない呼称についてお伝えします。
槐(えんじゅ)という樹木があるのをご存知でしょうか。
身近ではありませんが、東京の皇居内堀沿いを通る道路の街路樹が槐です。
古来、原産地の中国では、高官に出世すると庭に植える風習があり、
幸福を呼ぶ縁起のよい木とされていました。
そして、枝の茂り方や夏の青空に映える白く美しい花が上品であることから、
花言葉は「幸福」と「上品」です。
また、その丈夫な樹質と名前が「延寿」に通じることから、
「長寿の木」としても重宝されてきました。
こういった花言葉や由来に惹かれ、「エンジュ」を施設名にできないかと…。
ただどうしても、「鬼」という字に違和感がありました。
そういったことに悩んでいた時、
中国では「玉」や「王」を「エン」と読み替えることがあると伺い(真偽は不明)、
「王樹」と命名しました。
つまり、王樹には「幸福、上品、長寿」への想いを込めています。
さて、そんな王樹が一番大切にしていることは、
お客様に喜んでいただきたい、心地よく快適に過ごしてほしいということです。
私たちのお客様の大半はご高齢です。
年を重ねるということは、多くの経験を積み上げてきた証です。
一方で、否が応にも”喪失”と向かい合う必要性も生じます。
そういう余生においても、
王樹と出会い、年を取っても良いことがあるじゃないかと、
そして、王樹で過ごせて本当に良かったと、
心から喜んでいただける存在になりたいと考えています。
具体的にどういった施設なのか、
どういった思いで快護(介護)をしているのか、
4分だけお時間をいただき、下のPVをご覧いただけませんでしょうか?