先日、九州北部地方も梅雨入りしました。
この時期は大雨や自然災害のニュースも増えますが、今年は大きな被害のない、穏やかな梅雨となることを願っています。
さて、長崎市ではこの時期になると、中島川沿いで「紫陽花まつり」が開催されていることをご存じでしょうか。
近年は以前に比べて設置数が減っているようですが、それでも毎年、色鮮やかな紫陽花が街を彩ってくれます。
実は、この古賀地区にも、中島川沿いに負けないほど見事な“紫陽花ロード”があります。
しかも、王樹から歩いてすぐの場所にあります。
今回は、そんな梅雨の晴れ間に見られた、心温まるご夫婦のひとこまをご紹介します。
定期的にご利用いただいている、あるご夫婦。
お花が大好きな奥様は、ベランダから見える紫陽花を眺めながら、
「お散歩に行こう!」
と、ご主人を誘われました。
しかし、屋外の道には凸凹もあります。
車椅子をご利用されているご主人は、少し遠慮されたご様子で、
「1人で行ってこんね。」
とおっしゃいました。
そこで職員も一緒にお誘いし、いざ“紫陽花ロード”へ。
色鮮やかな紫陽花を前にすると、ご自宅のお庭のことや昔の思い出話など、自然と会話に花が咲きました。
ご夫婦で楽しそうに話される姿に、こちらまで嬉しい気持ちになります。
さらに、紫陽花を背景にご夫婦で記念撮影。
少し照れくさそうなお二人の表情が、とても印象的でした。
帰り道、ご主人がふと、
「また一緒に散歩ができるように、歩く練習ばせんばね!」
と話されました。
そして、ご自身から車椅子を立ち上がり、職員と一緒に屋外での歩行訓練に取り組まれました。
季節の花や、何気ない景色。
それらが、ご利用者の意欲や笑顔につながる瞬間があります。
私たちは、そうした日々の小さなきっかけを大切にしながら、これからもその方らしい時間を支えていきたいと思います。
梅雨空が続く季節ではございますが、皆さまもどうぞ体調にお気を付けてお過ごしください。
ショートステイ王樹
本田 彰嗣
