皆様にもきっとあるのではないでしょうか。
生まれ育った、懐かしい“地元”という場所が・・・
ご利用開始から2か月ほどが経った頃、職員との会話の中で「昔は○○ってお店でよく買い物をしていた」「近くの公園の桜が綺麗だった」と、思い出を語ってくださいました。
その一方で、「入院して5年は帰っとらん。行きたいけど遠かけんね」と、少し諦めたご様子も見られました。
生まれ育ち、子育てに奮闘された大切な場所。
そこを離れざるを得なかった想いに触れ、この会話をきっかけに今回の外出を企画しました。
当日は午前中あいにくの雨で「もう行かんちゃよかよ」と話されていましたが、午後には雨も上がり、無事に出発することができました。
お目当てのお店に到着すると、「○○さん(ご家族)がよく買ってきてくれよった」「○○さんに買って渡さんば」と、ご家族を想う言葉が多く聞かれました。
また、公園では少し散ってはいたものの、桜も楽しまれ、懐かしい景色に触れる時間となりました。
戻られた時には、移動の疲れも見られましたが、第一声は「買ってきたけん、○○さんに取りに来るごと連絡して!」。その日のうちにお土産も無事に渡されました。
王樹では、「もうできなくなった」を「できた!」に変える支援を大切にしています。
これからも、心温まる時間を大切にしてまいります。
ショートステイ王樹
本田 彰嗣



