普段はリハビリと入浴の時間以外、居室内(主にベッド上)で過ごされ、車椅子への移乗も介助が必要なご利用者。
外出の機会は、ご自宅と施設(王樹)間の移動のみとなっていました。
ご本人との日々の会話の中で、「ドライブに行きたい」「花見に行きたい」といった願いが聞かれました。
奥様にお話を伺うと、「昔はよく一緒に花見に行っていたんですよ。でも車椅子になってからは外出が難しくて…」と、外出への想いを共有してくださいました。
そこで、ちょうど見頃を迎えていた“コスモス畑”へのご夫婦での外出を提案したところ、「いいんですか?ぜひ行きたい」と前向きなお返事をいただき、実施に至りました。
当日は天候にも恵まれ、久しぶりのご夫婦水入らずの時間を楽しまれました。
「久しぶりに夫婦で出かけられて、本当に嬉しかった」とのお言葉をいただき、私たち職員も心温まる思いでした。
一方で、移動中に「お尻が痛かった」とのご本人からの訴えもあり、次回はクッションの使用など、より快適に過ごせるよう改善点として検討していきます。
今後も、ご利用者一人ひとりの「やりたいこと」を大切にし、「できない」と諦めるのではなく、「どうすればできるか」を共に考え、実現していける支援を続けていきたいと思います。
ショートステイ王樹
鎌田 大
